紫式部の香り
むらさきしきぶの名前の響きから香りに創りました、手作り香袋。紫式部は藤式部、清潔感あふれる清々しい香りになりました。古来より自分だけの香りをもって私たち祖先、白檀龍脳など数種類で調合していました。自分の香レシピは口にせず大切に・・。夜更け顔わからずとも研ぎ澄まされた感性で誰なのかがわかる。名前以上の存在だったのかもしれませんね。紫式部の香りで女性ならではの凛々しさと優しさあふれる情緒を
ことばはんなりと。詩歌朗読コンサート「紫式部」創作
~ことばはんなりと~
「ことばの余韻の美しさを人へ社会へ届けたい」
京都府、財団法人京都文化交流コンベンションビューロー後援の現代詩歌作品朗読コンサート
「日本の美」千年の都、京都 ことばの美を楽しむ
詩歌タイトル:クールビューティー(紫式部)
(2008年詩歌/京都仁和寺 朗読イベント発表会)
2007年3月京都 巡り吟
<詩歌感想コメント>
5・7調をつかった新しい詩ですね。いろいろな言葉が踊っている楽しい詩で、落ち込んだときによむと元気になれそうな詩です。個人的に好きな詩です。(作家Y様)
「クールビューティー(紫式部)」読むと、なぜか胸の奥がキュン…となりました。私の好きな色、ピンク…ということばに…でしょうか。そして、あったもの ないもの 必要なもの 必要でないもの …
…ということばに、なぜかドキッとしました。ゆれる女性のこころを感じます。
そんな気持ち…日紫喜さんの思いを表現することができていたかどうか…
作った方を前に朗読させていただくのは、ある意味、ドキドキします。(朗読家B様)
仕事で文化財に触れる機会
源氏物語絵巻復元の画など、何気なくなまえ香づくりのヒントへとなっていきました。
(※画像は徳川美術館パンフレット許可済)
仁和寺で発表詩歌を印香に作成しました、京都の老舗香木店、山田松さんにご協力をいただきました。
なまえ香の調合方法で紫式部の香作りと販売
2016年に、京都嵐山にある当時は時雨殿(財団法人小倉百人一首殿堂様)からの声かけで、「むらさきしきぶ」香を提案し限定販売。パッケージからすべて携わらせていただきました。さらに女優の紺野美沙子さん朗読源氏物語イベントで「むらさきしきぶ」練香も制作し空薫物もおこないました。美しい声と踊るように空間に香りを演出。
「また一緒に仕事したいね」と当時ご担当くださった方や大学教授先生、今も繋がるご縁に感謝です。
紫式部の香は好評いただきまし、清少納言の香も作成させていただきました。
いよいよ本丸、始点の場所で販売はじまり。
そして2021年に国宝源氏物語絵巻保存とされている徳川美術館で販売となりました。
はるか長い年月をこえて、なまえ香ができる前からいろんなヒントをいただいたり
応援くださったおかげで出来上がり。
源氏物語復元絵巻の頃も色の再現からワクワクさせてもらいました。
時間流れ・・あっという間の10年でしょうか。当初、香創りをしていきたいと相談させてもらった徳川美術館関係の方やお世話くださった方の応援とご協力くださった方々に、やっとかたちとなり、学び手がけたここで紫式部の香も販売はじまりました。「あれから10年!たったね」と、今も陰ながら応援くださって有難し。
紫式部の香り 紫式部の香りに夕べの言葉を添えた2種類を販売
もっとオリジナル
2023年冬から、よりオリジナルへ
香袋をリニューアルしました。
徳川美術館内のみ販売しています
愛知県名古屋市東区徳川町
紫式部と藤原道長 香袋づくり
2023年夏、百人一首研究そして源氏物語研究と二刀流さらに多用な研究やご講演など活発に活動されている同志社女子大学日本語学科吉海直人教授がご出版された本に贈呈品として紫式部の香を創らせていただきました。【写真:紫式部と藤原道長の画をいただきまして、色づけ】
空薫物の静なる空間演出もハンドメイド
むらさきしきぶの香り、せいしょうなごんの香、れいわの香、香袋だけでなく、空薫物に使用する練香も提供させてもらっております。
もちろん手作り。試行錯誤、難問疑問は古書を中心にお知恵をもらいながら みつけていく。
作る時間の楽しさと空間に放たれる香の躍動は、謎解きのようです 香っていただけるすべての人が和やかになって
いただきたいと思いもこめます。
特に私たち女性の活き方や変化、選択肢が多すぎる多種多様な出来事などに調整バランス時空間にと
太古平安から変わらぬ心持ちやゆれうごく心地をすっきりと、そして清々しい気持ちになってもらえたらと
大切にし、香を創意工夫をします。